2012年5月8日火曜日

フジコヘミング、東京オペラシティ

東京オペラシティでフジコヘミングのピアノを聴いてきた。
数奇な一生を送った彼女ももうすぐ80歳。

もともと楽譜よりもスローで引くことが多い(十八番のカンパネラはほかのピアニストよりも二割くらいましの演奏時間になったりする)しミスタッチも多いといわれる彼女だが、今回もミスタッチが散見されて正直年齢的な衰えを感じずにはいられなかった。

じゃあ演奏は期待はずれかといえばさにあらず。十八番のラ・カンパネラとアンコールで弾いたショパンの夜想曲。鳥肌が立つほどよかった。ミスタッチが多い?そんなの感動させる音々に比べれば些細なことでしょう。要は聞き手が心地よくなれるかどうか?(人の感じ方にもよるんでしょうけれど。個人差があります、だ。音楽マニアには受けが悪いのはこの辺かも知れんね)

自称オーディオマニアの新天地ですが、彼女のCDなりDVDオーディオをいかにうまく鳴らしても、すばらしいホールで聞く生演奏にはかないません。一万いくらを払ってでも(ま、今回も奥さんのおごりなんですけどね)聞く価値は十二分にありました。彼女のコンサートは残りそうはないことも考えれば、すばらしい価値のある体験でした。

よく考えれば80歳近いプレーヤーがあれだけの演奏を行う(ちなみによく言われるように常に彼女は暗譜で弾く)ことは、それだけでもすごいんだけど。。
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そんな彼女を支えてきた?食物がジャガイモなんだそうな。なんでも一日一食はジャガイモが入った料理を食べないと調子が悪いとか。子供をピアニストにしたいなら、毎日ジャガイモを食べさせるとよいかもしれませんw

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オペラシティ、やっぱりすばらしいホールですな。オペラのホールもすごいけど、コンサートホールも天井の高い、よい音場でした。いすもかけ心地よいし席の間隔も広め。あれだけ広々とした席だと、ホールの面積あたり収益性は落ちるだろうけれど。。

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さて、そんなオペラシティ、元リクルートの江副氏が設立にかかわったことでも知られています。江副氏といえばリクルートですが、もともと不動産(リクルートコスモスで知られる)もプロですからね。設立や興業に当たっては少なからず自分の会社でお金を出しているようです。

江副さんといえば空売りの売り方で知られます。設立当時、バブル崩壊とその後の株価低迷を予言して建設株や不動産、銀行株を軒並み空売りして得た収益でホールの壁の一枚くらいはできていると思えば、その音色も少し不思議な感じがしませんか?しないかw

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