2012年1月17日火曜日

うさぎバブル

きのう、税金の調べ物をしてたら、ネットで「ウサギ税」なる言葉が出てた。ウサギ税?ってなひとがいるかもしれない。どこの国の話しかって?日本の話なのだ。

チューリップバブル、と言う言葉、投資をやる人間なら一度は聞いたことがあるかもしれない。オランダでチューリップが大流行し、珍しい球根は金よりも高かったとかうんちゃら。

じつはそれに近いものが日本で起こったことがある。あまり知られていないが、明治時代初期、東京中心にウサギの飼育ブームが起こったのだ。世に言う「ウサギバブル」である。(言わないかw)
どういうことかと言うと、明治政府の成立によって職にあぶれた旧華族や元侍たちが「雑食で何でも食べるし、育てれば肉と毛皮が取れる、場所も要らない」てんで内職にウサギを飼うことが流行したんですな。さらに珍しい毛色のウサギが生まれると高値で取引されるようになり一般市民(文字通り老若男女)も巻き込んで完全にバブル化した、と。モノの本によればブームの最盛期にはウサギ一羽100円は当たり前、せり市や品評会が各地で開催され、400円~500円の高値をつける「種ウサギ」が・・・。現在の貨幣価値に直せば最高値で200万円~くらいかなあ。一円がいまの貨幣価値で5000円くらいのときのお話です。

しかしまあウサギといえば一度に5から8匹の子供を生む多産の動物。街中の「フン害」などに閉口し、あるいはあまりにも投機的な行動に業を煮やした明治政府はウサギの飼育を強く制限することにします。ウサギ一羽の飼育につき月1円もの税金をかけたのです。もし無断で飼育(脱税)した場合は月2円の税金と罰則?も厳しいものでした。

結果空前のウサギバブルは強制崩壊。かわいそうなのは罪の無いウサギちゃんたち。税金を払えない人々がウサギ飼育を放棄。野良ウサギが社会問題となり、あるいは大量に処分されることになったウサギのために東京中にウサギ料理のお店ができたそうな。その後ウサギ税が廃止されたのは1879年(明治12年)。ウサギ税が導入されてから約5年後のことでありました。

というわけで今は「無税」でウサギが飼える、と言うわけです。

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